2009年 03月 23日
越山甘清堂オープンまで後5日
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越山甘清堂本店のプレオープンまでいよいよあと5日になりました。
3月27日金曜日・28日土曜日がプレオープンです。
3月29日日曜日が本オープンです。
越山甘清堂の歴史:明治21年(1881年)、越山弥八が金沢市安江町にて創業。戦前は、主に甘納豆の製造、販売を行っていました。戦後は、時代の変化と共に新しい取り組みも手掛けてきましたが、飾らない風情は、今も昔のまま受けつがれています。128年経つのれんの和菓子店として、人々に長く親しまれてきました。
設計コンセプトは「記憶の残像」です。
日本人の持つ記憶:それは素材であり・色であり・形態にあると考えています。
それらの記憶を呼び起こす中で現代から未来にかけて受け継がれていくデザインを提案いたしました。
「白・朱・黒・茶」であり,「漆喰・木・漆・聚楽・和紙・瓦」であったりします。
それらの素材の中に現代の「ガラス」と「鉄」・「ステンレス」を織り込んだ物になっています。
北陸3県にも和菓子店は多くありますが,まず真似の出来ない物になったと考えています。
オンリーワンです!!
また,半年間かけてクライアントを口説き落として卯辰山工芸工房の講師の方々に参加していただき
店舗の洗面器を4カ所に4人の作家に参加していただいた物を取り入れています。
そのために,洗面器廻りのデザインを総べて起こし直して設計変更も行いました。
治山社の現場監督の天田さんには,大変な変更・変更でご無理をおかけいたしております。あと少しなのでわがままを聞いてください。m(__)m アリガトォm(__)m アリガトォm(__)m アリガトォ
金沢の越山甘清堂と金沢市の卯辰山工芸工房とのコラボレーションです。
金沢の伝統和菓子と金沢の工芸とのコラボレーションです。
地方都市から中央への発信のきっかけになればと提案をいたしております。
そのあたりも,見ていただけると大変ありがたいと考えています。 外観写真です。看板は、朱と黒漆をイメージしています。内部の店舗家具も朱と黒をあしらっています。 外部の壁は、越山のKをイメージしています。建築の持つメモリアルを意識して提案いたしました。若奥さんのお気に入りです。 木造建築のタルキを,店舗内部の天井から壁に連なっているデザインです。路行く人たちへ,目線をショーケースに引き込むことを目的としています。建築にリズムと運動性を与えています。 ショウケースなどの細かな位置を打ち合わせ中です。家具の下部に、朱色を用いてさりげなく「雅」を表現しています。 安江町に本店があった時の看板を倉庫から取り出して取り付けました。これで店内も大変しまっています。専務から「看板付けて良いのになった」と言われましたが,看板取り付けを考慮してデザインしたんですが?それを説明したら「そうなんですか」と言われちょっとショックでした。
壁の曲線は「モンロー曲線」と言われる物を意識しています。「モンロー曲線」は,「建築家の磯崎新」たがダイニングテーブルの椅子のデザインの時に使用してマスメディアで名付けられました。私は全く接点はありませんでしたが,磯崎新たも短い期間でしたが武蔵野美術大学の建築学科の助教授をされていました。
マリリンモンローの背中からおしりにかけての曲線です。ちょっと店舗内部空間にリズムと色気を出しています。これも「雅」を意識しています。 縦の木の線が強くなるので,あえて四角のスクエアーな物を展示ボックスとして採用しています。 応接室のスリットガラスから,店舗を見た光景です。県外などの来客と打ち合わせをしながら,店舗を見ることが出来るように提案しました。 めずらしく専務から家具をほめていただきました。 正面から見るとこのように見えます。看板をまっすぐな壁に取り付けると,どうしても威圧的になったり看板が目立ちすぎるので看板の取り付く壁を曲線にしました。その時のヒントが「モンロー曲線」です。
日本建築の持つ水平性と垂直性+「いえがた」を意識しています。
東京工業大学の坂本一成教授のコンセプトの中に「いえがた」と言うのがあります。これは,日本人が建築を意識する時の記憶を表現することではないかと私なりに解釈しています。日本人の持つ「記憶の残像」ではないでしょうか?
私が大学の頃は,武蔵野美術大学の助教授として教鞭を取っていました。下駄で教室に入ると,「うるさいから裸足で入ってこい」と二〜三度強く怒られたのを思い出します。裸足で,授業を受けました。足の裏真っ黒になりました。それでも4年間下駄で学校に通っていました。大変怖い先生でしたが,ムサビ大好き先生で学生の面倒を大変よく見てくれていました。
私も変わっていますが,「モリハナエ」に行った先輩はトレンディーでとてもオシャレでした。「メンズクラブ」から出てきたようなファッションでした,片やラクダのモモヒキにラクダのシャツを着た先輩に,「竹中どうやカッコイイやろ」と言われた時には,さすがにこの人おかしいと思いました。先輩の中で一番変わっていました。その先輩が「ベースボールマガジン社」に入って,アメリカ在住だと聞いた時にはもっとビックリしました。30年前のアメリカです。私も含めて色々な奴いました。個性の無い感じの後輩が増えました。
越山甘清堂の社長を始め徳山専務・徳山専務の奥様には6年間色々とご無理をおかけいたしました。m(__)mm(__)mm(__)mm(__)m
ほんとに長かったです。
越山甘清堂本社・本社工場の仕事に携わることが出来て大変感謝いたしております。感謝!!
竹中建築計画工房
武蔵野美術大学
武蔵野美術大学校友会石川支部
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越山甘清堂本店のプレオープンまでいよいよあと5日になりました。
3月27日金曜日・28日土曜日がプレオープンです。
3月29日日曜日が本オープンです。
越山甘清堂の歴史:明治21年(1881年)、越山弥八が金沢市安江町にて創業。戦前は、主に甘納豆の製造、販売を行っていました。戦後は、時代の変化と共に新しい取り組みも手掛けてきましたが、飾らない風情は、今も昔のまま受けつがれています。128年経つのれんの和菓子店として、人々に長く親しまれてきました。
設計コンセプトは「記憶の残像」です。
日本人の持つ記憶:それは素材であり・色であり・形態にあると考えています。
それらの記憶を呼び起こす中で現代から未来にかけて受け継がれていくデザインを提案いたしました。
「白・朱・黒・茶」であり,「漆喰・木・漆・聚楽・和紙・瓦」であったりします。
それらの素材の中に現代の「ガラス」と「鉄」・「ステンレス」を織り込んだ物になっています。
北陸3県にも和菓子店は多くありますが,まず真似の出来ない物になったと考えています。
オンリーワンです!!
また,半年間かけてクライアントを口説き落として卯辰山工芸工房の講師の方々に参加していただき
店舗の洗面器を4カ所に4人の作家に参加していただいた物を取り入れています。
そのために,洗面器廻りのデザインを総べて起こし直して設計変更も行いました。
治山社の現場監督の天田さんには,大変な変更・変更でご無理をおかけいたしております。あと少しなのでわがままを聞いてください。m(__)m アリガトォm(__)m アリガトォm(__)m アリガトォ
金沢の越山甘清堂と金沢市の卯辰山工芸工房とのコラボレーションです。
金沢の伝統和菓子と金沢の工芸とのコラボレーションです。
地方都市から中央への発信のきっかけになればと提案をいたしております。
そのあたりも,見ていただけると大変ありがたいと考えています。
壁の曲線は「モンロー曲線」と言われる物を意識しています。「モンロー曲線」は,「建築家の磯崎新」たがダイニングテーブルの椅子のデザインの時に使用してマスメディアで名付けられました。私は全く接点はありませんでしたが,磯崎新たも短い期間でしたが武蔵野美術大学の建築学科の助教授をされていました。
マリリンモンローの背中からおしりにかけての曲線です。ちょっと店舗内部空間にリズムと色気を出しています。これも「雅」を意識しています。
日本建築の持つ水平性と垂直性+「いえがた」を意識しています。
東京工業大学の坂本一成教授のコンセプトの中に「いえがた」と言うのがあります。これは,日本人が建築を意識する時の記憶を表現することではないかと私なりに解釈しています。日本人の持つ「記憶の残像」ではないでしょうか?
私が大学の頃は,武蔵野美術大学の助教授として教鞭を取っていました。下駄で教室に入ると,「うるさいから裸足で入ってこい」と二〜三度強く怒られたのを思い出します。裸足で,授業を受けました。足の裏真っ黒になりました。それでも4年間下駄で学校に通っていました。大変怖い先生でしたが,ムサビ大好き先生で学生の面倒を大変よく見てくれていました。
私も変わっていますが,「モリハナエ」に行った先輩はトレンディーでとてもオシャレでした。「メンズクラブ」から出てきたようなファッションでした,片やラクダのモモヒキにラクダのシャツを着た先輩に,「竹中どうやカッコイイやろ」と言われた時には,さすがにこの人おかしいと思いました。先輩の中で一番変わっていました。その先輩が「ベースボールマガジン社」に入って,アメリカ在住だと聞いた時にはもっとビックリしました。30年前のアメリカです。私も含めて色々な奴いました。個性の無い感じの後輩が増えました。
越山甘清堂の社長を始め徳山専務・徳山専務の奥様には6年間色々とご無理をおかけいたしました。m(__)mm(__)mm(__)mm(__)m
ほんとに長かったです。
越山甘清堂本社・本社工場の仕事に携わることが出来て大変感謝いたしております。感謝!!
竹中建築計画工房
武蔵野美術大学
武蔵野美術大学校友会石川支部
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by kenzi-takenaka
| 2009-03-23 14:38
| 事務所・商業施設建築
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