2010年 07月 08日
松下邸1年点検
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昨日,松下邸の1年点検に行ってきました。
特に問題はなく,軽微な点は至急建設会社にて補修を行う手はずに致しました。塗装面に補修する部分が少しありましたが,コンクリート造の建築の特徴として2年間はコンクリート内部の水分の蒸発が多く出ますので,2年点検後の来年9月に補修を行うことで松下さんに了解を得て,建設会社さんに指示を出しました。
美術館や図書館などの収蔵庫は,収蔵品の保護の観点から耐震性や耐火性も求められるので鉄筋コンクリート造で建設される場合が多いです。その場合に,コンクリート内部の水分をある程度抜いた状態で収蔵庫の使用が始められます。目安としては建設引き渡しから1〜2年後から収蔵庫の使用を始めます。
最近は木造建築でも,高気密な住宅を設計していますので,木の乾燥や石膏ボード・ビニールクロス・接着剤の乾燥する場所が,外部に逃げにくくなっていますので室内水蒸気量が増えると考えられますので,断熱サッシやペアガラスを使用しても結露が1〜2年間は出やすい環境になっています。
見えないところでの内部結露もでやすいので,外部では外壁材〜外壁下地材の部分で通気がとれるようにしています。床下は,通気用の基礎パッキンと言う材料を使用しています。外壁・天井裏・床下と通気をとれる環境を提供して,少しでも長く快適に過ごせる住宅を提案しています。
補助材料としては,竹炭や活性炭を提案もしていますが,決して安くはないので経済環境によって使用をクライアントと相談しています。 とても綺麗に大事に使用されており。奥様に感謝です。玄関に設置した,和のペーストデザインの飾り棚兼ベンチです。漆風の塗装の薄板と杉柾の板とのコンビネーションにすてきな花器とお花が生けてありました。
松下邸
株式会社 竹中建築計画工房
武蔵野美術大学
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昨日,松下邸の1年点検に行ってきました。
特に問題はなく,軽微な点は至急建設会社にて補修を行う手はずに致しました。塗装面に補修する部分が少しありましたが,コンクリート造の建築の特徴として2年間はコンクリート内部の水分の蒸発が多く出ますので,2年点検後の来年9月に補修を行うことで松下さんに了解を得て,建設会社さんに指示を出しました。
美術館や図書館などの収蔵庫は,収蔵品の保護の観点から耐震性や耐火性も求められるので鉄筋コンクリート造で建設される場合が多いです。その場合に,コンクリート内部の水分をある程度抜いた状態で収蔵庫の使用が始められます。目安としては建設引き渡しから1〜2年後から収蔵庫の使用を始めます。
最近は木造建築でも,高気密な住宅を設計していますので,木の乾燥や石膏ボード・ビニールクロス・接着剤の乾燥する場所が,外部に逃げにくくなっていますので室内水蒸気量が増えると考えられますので,断熱サッシやペアガラスを使用しても結露が1〜2年間は出やすい環境になっています。
見えないところでの内部結露もでやすいので,外部では外壁材〜外壁下地材の部分で通気がとれるようにしています。床下は,通気用の基礎パッキンと言う材料を使用しています。外壁・天井裏・床下と通気をとれる環境を提供して,少しでも長く快適に過ごせる住宅を提案しています。
補助材料としては,竹炭や活性炭を提案もしていますが,決して安くはないので経済環境によって使用をクライアントと相談しています。
松下邸
株式会社 竹中建築計画工房
武蔵野美術大学
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by kenzi-takenaka
| 2010-07-08 03:30
| 住宅建築
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